転職するならタクシー運転手!方向音痴でもOK?

いま、タクシー運転手が20代~30代の就職先、転職先として注目を集めています。

一昔前なら「ブラックな業界」とまで言われていたタクシー業界は、いまや未経験者でも非常にかせぎやすい環境が整えられつつあります。

今回は転職先としてのタクシー運転手の有利なポイント、タクシー運転手として継続的に稼ぐための心構えをご紹介します。

タクシーは転職先として注目されている

タクシー業界は現在、人手不足とドライバーの高齢化が問題となっているため、多くの若手ドライバーを募集しています。つまり、圧倒的に「売り手市場」なので、転職がしやすい環境になっていると言えます。さらに、転職のしやすさに加えて未経験からでも乗務がスタートできること、多くの収入を期待できること、将来性があることなどさまざまなアドバンテージがあります。

タクシー会社各社も若手ドライバーを確保するため、さまざまなキャンペーンを実施しているので、タクシー運転手は20代・30代の就職先・転職先として今まさに注目を浴びているのです。

タクシー運転手が転職先として有利なポイント

ここからは具体的な「タクシー運転手が転職先として有利なポイント」をご紹介します。

「過酷な仕事」「ブラック」などと言ったネガティブなイメージが先行しやすいタクシーですが、知れば知るほど、実はかなり優良な転職先なのです。

未経験からでも稼げる

タクシー未経験の人からすると「運転技術に自信がない」「地理に詳しくないけど大丈夫?」といった理由で、タクシー業界を敬遠している人もいらっしゃるかもしれませんね。

タクシー運転手として働くためには、旅客車両を運転するための二種免許の取得、地理試験を始めとするいくつかの試験の合格が必須となっています。

いずれもタクシー会社が取得費用の負担や研修生でのサポートを実施しているため、未経験者でも一人前のタクシー運転手としてデビューすることができます。

実際に、タクシー業界とはまったく関係のない業種からタクシー運転手に転職して、短期間で大きく稼げるようになったドライバーもたくさんいます。

方向音痴だったり営業エリアの地理に詳しくなかったりして最初は苦労することも多いかもしれませんが、しっかりと向上心を持って乗務に取り組めば、デビューから半年足らずで月収50万円以上を達成することも難しい話ではありません。

祝い金・給与保証がある

未経験者がタクシー運転手に転職することは「敷居が高い」と感じている人もいらっしゃるでしょう。そんな人には、祝い金・給与保証制度を知っていただきたいと思います。

祝い金とは、タクシー会社に入社することで会社からもらえる特典です。金額はさまざまですが、だいたい5万円~10万円ほどが祝い金の相場で、大手になると30万円まで支給してくれる会社もあります。

給与保証とは、乗務開始から数ヶ月の給与を保証する制度です。タクシー運転手になりたての頃は、仕事を覚えることで精一杯で、思うように売上を上げることができません。給与保証は売上にかかわらず、毎月25万円~35万円が保証されるため、未経験者でも収入の不安を抱えることなく働くことができます。

自由に使える時間が多い

タクシー運転手の最大のメリットと言って差し支えないことが、自由に使える時間が多いということです。基本的にタクシー運転手は路上に出れば1人で営業するため、会社に戻ってくるまでの時間は営業エリア内を自由に走ったり、お客様を待ったりすることができます。

タクシーの業務形態には、隔日勤務のように1回で20時間を超えるような長時間の乗車もありますが、3時間の休憩をはさみながら、しっかりと売上を確保することが可能です。

将来性がある

タクシーは基本的に努力を惜しまない人が稼げる仕事です。完全歩合制であれば売上を上げるほど自分の給与に反映されるため、短期間で月収50万円、60万円と高収入ドライバーになることも可能です。

さらに、独立して個人タクシーを開業すれば、売上のほぼ100%が自分の給与になり、勤務時間も自由に決めることができるため、かなり将来性のある仕事と言えるでしょう。

もちろん、「本当に稼げる」タクシー運転手になるためには、日々の業務のなかで地道な努力を重ね、前向きに業務と向き合う姿勢が重要です。

タクシーは自主性がある人が稼げる

では、本当に稼げるタクシー運転手とはどんな人かと言うと「自主性がある人」になるでしょう。

タクシー運転手は基本的にタクシー会社に雇われた一社員ですが、路上に出てからは会社の指示通りに動くのではなく、自分で考えて営業する必要があります。

漫然とタクシーを走らせたり、とりあえず人が集まるところに行ったりという姿勢では、到底タクシーで稼ぐことはできません。

「どの時間帯、どの場所に行けばタクシーを利用する人がいるのか」

「1回の乗車で長距離を移動する、単価の高いお客様とはどんな人か」

そういった売上に直結する課題を自分なりに研究し、行動に落とし込める自主性のある人こそが、本当に稼げるタクシー運転手になるのです。

まとめ

未経験からタクシー運転手になるための心構えをご紹介しました。

方向音痴や地理に詳しくないといったことは、タクシー運転手として働く上ではささいな問題です。

それよりも自主的に考え、実践できるクリエイティブな発想を持つことができるかどうかが、稼げるタクシー運転手になるためには重要な要素です。