稼ぐドライバーのマインドセット – タクシー運転手が語るタクシー営業のコツ

タクシードライバーに就職・転職を考えている人は、ただ職に就くというだけでなく、しっかりと稼ぎたいという思いがあるはずです。

月収50万円以上を稼ぐタクシードライバーになるためには、接客マナーや運転技術なども必要ですが、何より気持ちの部分「マインドセット」が大切です。

マインドセットには「心構え」という意味で、同じ勤続年数のタクシードライバーでも、心構えひとつで収入が大きく変わります。

今回は月収50万円以上を稼ぐタクシードライバーになるために必要な「稼ぐドライバーのマインドセット」をご紹介します。

明確な目標を持つ

タクシードライバーは路上に出れば、働く時間も、休む時間も、目標とする稼ぎも自分で決めることになります。

稼いでいるドライバーの特徴は1日の稼ぎの明確な目標から逆算して、仕事のペースや休みタイミングを決めていることです。

タクシーの利用客は、場所や時間帯で大きく異なります。たとえば、隔日勤務で1日に20時間働くとすると、お客様の数が増え、単価が上がるのは深夜から早朝にかけての時間で、日中はそれほど利用がありません。

その場合、「終電を逃したお客様が多い0時～4時までは◯◯円稼ぐ」「出勤などで都心に向かうお客様が多い5時～7時は◯◯円稼ぐ」など、時間帯で目標とする金額を決めます。また、お客様が少ない時間帯に休憩を取るようにして、稼ぎ時にしっかり稼ぐコンディションを整えることも大事です。

稼いでいるドライバーは非常に研究熱心です。タクシー業界に限らず、調理師なら料理や栄養について、エンジニアならプログラミングについて、活躍する人ほどだれよりも自身の分野の研究を徹底しています。

タクシードライバーなら、どの時間帯のどの場所にお客様が多いか、単価の高いお客様はどこに行けばピックアップできるかなどが研究対象となるでしょう。実際に、稼ぐドライバーは自分の経験や先輩ドライバーのアドバイスを利用して、しっかりと研究しています。

また、研究するだけではなく、実践することも重要です。「PDCAサイクル」という「Plan（計画）→ Do（実行）→ Check（評価）→ Act（改善）」を日々の業務で繰り返すことで、自分なりの稼ぎ方が形作られていきます。

PDCAサイクルを意識して1日の乗務に取り組み、継続していくことが、月収50万円達成への近道となります。

あなたはタクシードライバーとして、何をモチベーションにして働くことになるでしょうか？

モチベーションはひとそれぞれですが、それが「お金のため：であれば、マインドセットの切り替えが必要となります。

例えば、生活費を稼ぐためにタクシードライバーになった場合、ただ単に「生活費を稼ぐ」というモチベーションでは、生活費を稼ぐ以上の高い成果を上げることはできません。

なぜなら、お金はあくまでも目的を達成するための手段であって「タクシードライバーでお金を稼いで何をしたいのか」が、高いモチベーションを保つためのマインドになるからです。「将来的に独立したい」「持ち家を購入したい」など、大きな目標がある人ほど、大きく稼ぐ傾向にあります。

モチベーションがなかなか上がらないという人は、ぜひタクシードライバーとして働いている理由をいま一度見つめ直してみましょう。

稼ぐドライバーは「目標に設定した売上は達成できる」と考えながら試行錯誤して業務を行っています。

たとえば、月の半ばで今月の売上が伸び悩んでいる場合も、稼げるドライバーはどうやったら売上を挽回できるかを考えます。

「どうやったら売上が伸び悩んでいる現状を改善し、売上を達成できるか」ということにアイデアを出し、実践し、集中し、最後までやり抜くのです。

「できない」と諦める人と、「できる」と諦めずに行動を続ける人、どちらが大きな成果を上げるかは一目瞭然ですね。

タクシードライバーは路上に出て営業を始めれば、基本的に一人で仕事を行うことになります。どこで力を入れて働くか、いつ休憩するか、どれくらい稼ぐかも本人次第です。

「雇われている」という意識で働いている人よりも、自分の仕事の成果に責任を持ち、数字の意識を高く持つ「経営者マインド」を持つ人の方が、圧倒的な早さで稼げるドライバーになります。

稼ぐタクシードライバーに必要なマインドセットをご紹介しました。

未経験からドライバーになっても、売上を上げることに試行錯誤して、高いモチベーションを保ちながら自分で行動できる習慣を身につければ、最短距離で稼げるドライバーに成長することができます。

売上が伸び悩んでいる人、なんとなく壁にぶつかっている人は、ぜひ稼げるドライバーのマインドセットを参考になさってくださいね。