新人タクシー乗務員の奮闘記

何処の業界でもそうですが、新しい職場では色々と緊張をしてしまう、と言うのは誰しもが経験している事ではないでしょうか、その中でもタクシー乗務員さんはどの様な新人時代を体験するのでしょうか、あなたも新人乗務員さんになった気分で是非この記事を読んで頂きたい。

 

まず新人が体験するのは先輩乗務員との上下関係ではないでしょうか?

この業界と言うのは非常に上下関係を重んずる傾向が強く、逆に先輩乗務員は新人さんを良く面倒見てくれるのですが、その親密度の高さに驚かされるのではないでしょうか。

タクシー業界と言うのは自主退社率が1割にも満たないアットホームな業種ですから、人間関係の深さには驚かされると思います。

そしていよいよ数ある整備を行ってから出庫するわけですが、ベテラン乗務員の皆さんは目的が有って走りますが、新人さんは何処を走ってよいのか分からず、なんとなくの予想で走る事になります。

そして適当な場所で客待ちをするのですが、客待ちをするのにもルールが当然あるのです。

新幹線の駅など大型のお客さんが見込める場所に関しては、ナンバーの末尾とその日が一緒だとか空港でもそうです、ナンバーの末尾が偶数の日とか奇数の日とか細かいルールが運転手同士で決められているのです。

これは会社など関係なく運転手同士で決められていることが多いので、新人さんが分からないでそんな所で待とうものなら、かなり怒られるのは間違いがないのです。

しかし先輩乗務員がその場に居たら、いろんな情報を教えてくれるので、この時間は何処の駅が良いなど教えられ徐々に成長していくのです。

しかし新人だろうがベテランだろうが仕事は仕事です。

自分で穴場を見つけないと最初のうちは厳しいと言うのが現状ではないでしょうか、客が良く通る路線などはさすがにベテラン乗務員の方も死活問題にかかわりますので、そこまでは教えてもらえません。

そんな時には無線を良く拾う事が肝心になります。

会社から無線が飛んで来たら断る事無く、実車する事によってある程度の給料は稼げるようになります。