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ホームニュース解説 > なぜ、今、牛乳の値上げなの?

ニュース解説

牛乳の値上げが目に付くようになりました。大手量販店は不況で値下げをアピールしているのに、どうして今、牛乳は値上げなのでしょうか。日本農業新聞の経済担当記者に聞いてみました。

牛乳の値上げが目につくようになってきました。どうしてなの?

 2008年6月から酪農家団体と乳業メーカーとの交渉の結果、同年秋、牛乳の原料である生乳の取引価格を「09年3月から1キロ当たり10円引き上げる」ことで合意しました。畜産飼料の主原料である米国産トウモロコシの高騰で、牛の飼料の大部分を米国から輸入する日本の酪農経営が影響を受けて大きく悪化、生乳の生産が落ち込んだためです。
 牛乳の値上げは、こうした原料費の上昇をメーカーが価格に反映させたものです。

08年の春にも値上げがあったけど?

 08年4月に生乳取引価格が1キロ3円引き上げられました。しかし、その後もしばらく飼料の高騰は続き、経営がもたなくなった酪農家が次々と廃業しています。昨春にはバター不足も問題となるなど、需給のひっ迫はすぐには解消しませんでした。

でも、安い牛乳も売っているようだけど?

 大半のメーカーが値上げをしたとみられていますが、実際に店頭でいくらで売るか、を決めるのはあくまでスーパーなどの小売店です。消費不況といわれる中、値上げが客離れにつながるとの心配から、可能な限り低価格を維持しようとする小売店も多いようです。特売などで安売りするケースもあります。

今後も値上げはあるの?

 酪農家団体は生乳の増産に努めており、生産が回復し消費も堅調なら需給は安定し、価格も落ち着くと思われます。
 牛乳は生もので劣化しやすいため、基本的に輸入ができず国内生産でしかまかなうことができません。こうした点から、消費者が国産の牛乳や乳製品を買い支える姿勢も、価格の安定を考える上で大事なポイントといえるでしょう。

牛乳がどう生産されているか、消費者もよく知る必要がありますね。

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