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「福来みかん」 高い機能性 茨城県工技センター分析

2009年07月03日
 茨城県の筑波山ろく特産の「福来みかん」に機能性成分のフラボノイドが多く含まれていることが、県工業技術センターの2008年度重点研究で分かりました。

 「福来みかん」は少し酸っぱく、香り豊かな小粒のミカン。『古事記』にも「不老長寿の香実(かぐのみ)」として登場し、かつては多くの農家が栽培していました。

 つくば市の筑波福来みかん保存会や商工会、つくばの良い品株式会社が地域力協議会をつくり、純粋苗木の保存・植樹や捨てられていた果実を活用した加工品開発に取り組んでいます。

 工業技術センターの成分分析では、「福来みかん」(完熟)の果実100グラム中にフラボノイド類のノビレチン、タンゲレチンともに33ミリグラム含まれ、県産「温州みかん」に比べて前者で9.4倍、後者で22倍でした。「青切り」の果皮では一層多く含まれていました。

 「シィクワーシャーやポンカンに多く含まれているタンゲレチンなどが福来みかんにも多いことが判明したのが注目」と同センターの地場食品部門。協議会と保存会会長の鈴木博夫さんは「福来みかんの里づくり、健康特産品開発の弾みになる」と意気込んでいます。

 つくばの良い品株式会社を中心に、すでにジャムやヨーグルト、まんじゅう、ブランデーケーキを商品化し、つくばエクスプレス(TX)のつくば駅舎内のTXアベニュー店舗「つくばの良い品」で販売しています。さらに、ポン酢や清酒、ハムも試作中です。

 問い合わせはつくばの良い品、電話029(859)4147。

 (※日本農業新聞紙面では、より詳しく報道しています。)