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おにぎり北から南から

葉わさびのおにぎり

第31回

岡山県鏡野町 「葉わさびのおにぎり」

葉わさびに込められた山村の底力
2010年03月04日更新
葉わさびのおにぎり

「うん、なかなか、いけるなあ」とおにぎりをほおばる未来奥津の小椋満男常務(中)と廣野直江さん(右)、今年から栽培を担当する同社の松浦巨紀さん(岡山県鏡野町羽出で)

 山に囲まれた岡山県北部の鏡野町奥津地区。県の三大河川の一つ、吉井川の源流を守るこの地域の野良ごはんは、沢沿いに自生する葉わさびを使ったおにぎりだ。葉わさびを畑で栽培し、しょうゆ漬にして具に入れた。のり代わりに使うのは、ハート型の葉わさびの葉だ。ほおばるとぴりっと辛く、ご飯にぴったり。山村の底力が凝縮した一品だ。

 考案したのは、葉わさびを特産化しようと奮闘する、同町の「未来(みらくる)奥津」。1996年に町とJAつやま、作州かがみの森林組合が共同で設立した会社で、山間部での農林業振興を目指す。

 栽培と同時に、葉わさびのしょうゆ漬を具にしたおにぎりも商品化した。米は、奥津育ちのコシヒカリとあきたこまち。「温泉むすび」という名で、道の駅などで1個136円で販売し、紅葉の時期には人気を集めているという。

葉わさびのおにぎり葉わさびのおにぎり
材料(4人分)

米   3合(450グラム)
葉わさびのしょうゆ漬 適量
葉わさびの葉  2枚

※ 「葉わさびのしょうゆ漬」は、未来奥津「味彩館」で入手できます。電話:0868(52)2945

作り方

1.米を炊く。

2.葉わさびのしょうゆ漬を細かく刻み、具に入れて三角に握る。

3.葉はさっと湯通し、冷水につける。のりの代わりに表面に付けて出来上がり。