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おにぎり北から南から

カボスおにぎり

第27回

大分県別府市 「カボスおかかのおにぎり」

母が教えてくれたさわやかな後味
2010年02月04日更新
カボスおにぎり

芋掘りに出かけた山で、宇喜枝さんとおにぎりを食べる夫の秀吉さん(左)(大分県別府市で)

 カボス生産量が日本一の大分県では、おにぎりにもその果汁を使う。別府市の野菜農家、坂本宇喜枝さん(73)は、たまりじょうゆなどにカボス果汁を混ぜた「カボスじょうゆ」に、かつお節を漬け込んだ特製の具で「カボスおかかのおにぎり」を作る。ほおばると、たまりじょうゆの甘味が口の中に広がり、後からカボスのさわやかな酸味が効いてくる。

 「カボスを使うと、とてもさわやかに仕上がる」と坂本さん。同居する中学生の孫・寧々さん(15)と菜々さん(13)が「おにぎりに、カボスおかか入れてね」とおねだりすることもたびたびだ。

 週に1度はヤマノイモを掘りに山へ入る夫の秀吉さん(77)にとっても、このおにぎりがパワーの源。「おにぎり作ってと言われると、ああ、今日は芋掘りねって思う。山に入る合図なの」と坂本さん。

 このおにぎりを作るきっかけとなったのは、昨年亡くなった実母の宮崎マサエさん(享年93)の一言だった。坂本さんが考案したカボスおかかを、「おにぎりに入れてもうまいよ」と教えてくれたのだ。

カボスおにぎりカボスおかかのおにぎり
材料(4人分)

米 3合(450グラム)
かつお節 大さじ3

※カボスじょうゆの材料
 カボスの搾り汁 大さじ2
 しょうゆ 大さじ2
 酢 大さじ1
 たまりじょうゆ 大さじ1

作り方

1.カボスじょうゆの材料を混ぜ、かつお節を加えて常温で1週間ほど漬け込み、酸味を強める

2.(1)をご飯の具にして、丸く握って出来上がり。