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おにぎり北から南から

ふき俵

第26回

奈良県山添村 「ふき俵」

大豆の食感を楽しめる「村の味」
2010年01月29日更新
ふき俵

大豆が入ったご飯をやさしくふきの葉で包む中山さん(奈良県山添村で)

 山の急斜面に、手入れの行き届いた茶畑が広がる奈良県山添村。田植えが始まる前に必ず、豊作を祈って作られていたおにぎりがある。大豆を入れて炊いたご飯を、ふきの葉で包み込んだ「ふき俵」だ。葉を開くと、ふきの葉のさわやかな香りがあふれ、こりこりした大豆の食感が楽しめる。

 伝統的なおにぎり、ふき俵を作り続けているのは、同村の茶農家、中山容子さん(64)。昨年から、仲間とともに地元の直売所「花香房」で販売を始めた。地元の人からは「子どものころ、よう食べたな」と好評で、よく売れたという。今年も田植え前の5、6月に販売する予定だ。「村の味としてこれからも伝えていきたいな」と、販売を楽しみにしている。

ふき俵ふき俵
材料

米3合(約450グラム)
大豆40グラム
塩 適量
ふきの葉 適量

作り方

1.大豆を紙袋に入れて、電子レンジで4分間加熱する。

2.袋をよく振り、さらにレンジで4分間加熱する。

3.ボウルに水を張り、加熱した大豆を入れる。豆をこすると皮が浮いてくるのですくって捨てる。豆は一晩水に浸す。

4.米を洗ってざるに上げ、30分ほどおく

5.米と大豆を釜や土鍋に入れ、塩を振って全体をよくかき混ぜて炊く。

6.ふきの葉の大きさに合わせてご飯をのせて丸く包む。

7.ふきの茎を2つに裂いて、一方で結べば出来上がり。